今回は膝の前十字靭帯手術を受けてリハビリをする話しになります。
予期せぬアクシデント:膝の怪我
30代半ば、職場の人と出場したソフトバレーボールの試合中にジャンプした際、左膝に激しい痛みを感じました。病院で診察を受けた結果、前十字靭帯を断裂していることが判明しました。手術が必要となり、リハビリの生活が始まります。
手術と初期リハビリ
手術は無事に終わりましたが、そこからが本当の戦いの始まりになります。最初の数日間は、膝を固定し、ほとんど動かすことができません。医師と理学療法士(以下PT)の指導のもと、少しずつ膝を動かすためのリハビリになります。
リハビリ初期の目標は、膝の腫れを引かせ、痛みを管理しながら基本的な動きを取り戻すことです。ゆっくりと足を曲げ伸ばしする運動から始め、少しずつ負荷を増やしていきました。
リハビリの内容と難しさ
リハビリでやることは大きく分けて2つあります。膝を動かして可動域を戻すことと、脚の筋力を戻すことです。
膝の手術の後は傷をふさいで腫れを引かせないといけませんが、完全に引くまで待っていると関節がさらに硬くなったり筋力がどんどん落ちていくので手術して翌日や翌々日にはリハビリが開始されます。
膝の関節は手術後になるとほとんど動きませんが自分で立って歩くくらいまでできないと退院できないので大体90℃以上曲がるようにならないと退院の許可はおりません。
PTの人に教わりながら自分の手で膝を動かして可動域を徐々に広げていきます。PTとの訓練だけでなく自室にいるときも曲げるようにしていきますが、やりすぎると傷が広がったり膝を痛めてしまいますが、やらなすぎると可動域が広がらないのでバランスが必要になります。
さらにリハビリでもう一つ必要なこと、脚の筋力を戻すことです。
手術したほうの脚の筋肉は1週間はほとんど動かせないので包帯が取れた後にもう片方と比べると明らかにわかってしまうくらい細くなっています。
なので主に退院した後となりますが、膝を曲げられるようにしながら脚の筋トレを同時に進めていきます。
僕がやっていたのはゴムを伸ばしていったり、椅子から手術したほうの脚でスクワットをしたり、歩くことが主なトレーニングになりますが、こちらもバランスが大事で僕の場合はやりすぎて太ももの筋肉を傷めてその日は歩けないということもありました笑
もう一つに難しさ
リハビリの中で苦しいと思うのが本当に戻るのかという不安と焦りだと思います。
退院するためには自力で歩くことが条件ですが、リハビリのゴールは膝は正座しても痛くない、筋力は手術した脚の方だけで床から立ち上がるくらいと言われています。
僕がリハビリの途中でやりすぎで太ももを痛めるくらい焦りというのもありました。階段の上り下りはできても正座できるまで膝を曲げるのはなかなか出来なかったり、椅子に座った時からでも片足立ちが難しかったことも覚えています。
その日に出来なくても毎日動かすために習慣で動かす必要があると思います。
あと、PTから提供される運動メニューやアドバイスをしっかり聞いて地道に続けていくことが復帰するための必要なポイントだとも思いました。
次回は
リハビリからのフルマラソンへの再挑戦のお話になります。
皆さんの体験談や質問もお待ちしています。楽しく健康なライフスタイルを一緒に築いていきましょう!
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