自転車の運動は体力向上や心肺機能の強化に効果的で、さらに有酸運動と無酸素運動の両方の効果を兼ね備え、さらに体への負担が少ないというまさに良いとこどりの運動になります。
今回は、健康的な生活を送るための運動として人気の自転車について、あまり知られていない効果と注意点をご紹介します。
1.知られざる自転車の効果
- 姿勢がよくなる!
自転車に乗るには、自然と背筋を伸ばした姿勢になります。
ペダルを漕ぐ動作は、普段使わない体幹の筋肉を使うため、デスクワークによる猫背や腰痛改善に効果的です。ただし、正しい姿勢でのライディングが重要です。
ペダルを漕ぐ足だけでなく、バランスを保つ体幹やハンドルを握る腕や肩の使い方を意識すれば立派な全身運動にもなると思います。 - ストレス発散と創造性の向上!
風を切って走る爽快感は、気分転換に最適です。自然の中で新鮮な空気を吸いながら走ったり、景色を楽しむことで気分がリフレッシュされます。また、日光を浴びることができるため体内時計がリセットすることも期待できます。
さらに、一定のリズムでペダルを漕ぐことで脳がアルファ波の状態になり、リラクゼーションとともに創造的な思考が促進されることがあります。新しいアイデアを得たいときに自転車に乗ると、インスピレーションを得やすくなるかもしれません。
考え事をするだけでなく自転車で走ることに集中するならば、マインドフルネスの効果にも使えると思います。 - 環境にも良い影響になる!
自転車のエネルギーは自分自身になります。通勤などの移動方法を自転車に切り替えることで、年間約230kgのCO2削減に貢献できるといわれています。
さらに、大気汚染の抑制、騒音公害の軽減、交通渋滞の緩和などの影響を与えることが出来ます。こう考えると運動不足の解消だけでなく、環境意識の向上にもつながり、さらに車から自転車に変えることによる経済的な効果にもプラスになると考えることが出来ます。
2.自転車に乗る際の注意点
- 日焼け対策
自転車に乗る時間が長くなると、普通の外出以上に紫外線を浴びやすくなります。特に、長袖などの服装でも首筋や手の甲は注意が必要です。日焼け止めの塗り直しを忘れずに行ってください。
肌だけでなく目にも影響を与えるため、サングラスの利用も考えてみてください。 - 耳や足への影響
風切り音が継続的に耳に当たることで、長期的には聴力に影響を与える可能性があります。長い時間自転車に乗る時は、専用のイヤーカバーを使うことも検討してみてください。 - また、長い時間ペダルを漕いでいると足首周りが浮腫むことがあります。これを予防するために、定期的に休憩を取ったり、着圧ソックスの利用をお勧めします。
- 交通安全の確保と適切な自転車・服装の選択
交通量の多い道路を走行する場合、車との接触事故を防ぐための注意が必要です。反射材やライトを使用して、常に自分の存在を車や他の人に知らせることが大切です。
特に、夜の中ではライトが有るのと無いのでは大違いです。ライトが無い場合だと数メートルまで近くならないとわからない時が多いです。ライトを使って自分の存在をアピールしてください
自分の体に合った自転車を選ぶことは、快適に走るための基本です。フレームのサイズやサドルの高さ、ハンドルバーの幅などを自分に合わせて調整しましょう。
体に合わない自転車は快適に走れないだけでなく、思うように走れないので事故につながる可能性があります。
定期的なタイヤの空気圧とブレーキのチェックなどのメンテナンスも忘れないでください。
運動しやすい服装はもちろんですが、特にパンツの裾には注意が必要です。裾がチェーンに絡まると転倒の危険があります。必要に応じて裾を留めるバンドなどを活用してください。
3.最後に
自転車運動は心身に多くの良い影響を与えることができる素晴らしいエクササイズです。これから始める人は、今回紹介した効果や注意点を参考に安全で楽しいサイクリングライフを楽しんでください。
引っ越しなどの新しい生活を始めるきっかけとして自転車を購入することを考えてもいいと思います。
皆さんの考えや質問もぜひお聞かせください。一緒に楽しく健康的な生活を続けていきましょう!
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