「収納スペースを減らすだけで、人生が軽くなる理由」~本当に必要なモノと向き合う断捨離のコツ~

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「物が増えすぎて片付かない…」「気づいたらいらない物がたくさん…」と悩む方におすすめしたいのが、「あえて収納場所や棚などを減らしてしまう」という発想です。
収納スペースを減らすことで自然と物の持ち方を見直すきっかけになり、本当に必要なものだけが手元に残ります。今回は、そんな“収納を減らして物を減らす”方法をご紹介します。

なぜ収納場所を減らすと物が減るのか?

従来の整理術は「いかに物を収めるか」に焦点が当たりがちですが、実はこれが「物を増やす原因」になることもあります。
余分な収納があると「空いているから」と無意識に物を詰め込んでしまい、「持っている物を把握できない」「同じ物を買い足してしまう」という悪循環に陥ります。
真に必要なのは、
「収納量=許容量」と決め、それに合わせて物を厳選する
という発想の転換です。

では、具体的にどのように収納場所を減らせば良いのでしょうか?
次のステップを紹介させていただきます。

ステップ1.収納スペースの現状を把握する

まずは、家の中のすべての収納スペースをリストアップしてみましょう。クローゼットから、キッチンの棚、玄関のシューズラックまで。現状を正確に把握することで、どれだけの空間を「物のため」に使っているかが見えてきます。

押入れやクローゼット、リビングの棚など、いつのまにか物が増えがちな“隠し場所”もチェックしてみてください。普段は目につかず「取りあえずしまっておこう…」となりがちな場所です。

保管期限切れの書類や、使い方がわからなくなった家電、バックアップとしてしまってある古いガジェット不用品がたくさん眠っているかもしれません。
押し入れとか棚の中には、似たようなコードとか昔使っていたガジェットやクッションなど「なんであるんだ?」と思うことがよくありました。

隠し場所にある物まですべて出しながら、今の暮らしに本当に必要なものだけを選別していきます。

ステップ2.いらない収納スペースを減らす

リストアップが終わったら、「本当にこの収納スペースは必要なのか?」と自問してみましょう。例えば、使っていない季節物が詰まったクローゼットや、仕舞い込んでいるだけの古い家具など。思い切って、それらの収納や家具を減らすように考えてみてください。

 「まだ使えるから…」「家具自体がお気に入りだから…」と、大きな収納家具をそのまま置いているかもしれませんが、もし空いている収納スペースがあるなら、一度その棚やラックを手放すことの検討をおすすめします。

思い切って大きな本棚を処分してみると、本の整理に踏み切るよい機会になります。本棚を小さくしたり、段数を減らしていくと余分なものを減らせたり部屋のスペースを広げる良いきっかけにもなります。
洋服がそこまで多くないのなら、大型クローゼットをコンパクトなものに変えるだけでスペースや視覚的な圧迫感が減り、心地よい空間に変わります。ハンガーの数を減らしてみると余分な服を買ってしまうことも抑えられます。

収納家具を減らすと、収納できる物の量が物理的に限られるため、本当に必要なもの以外はゆとりがなくなり、自然と物が減っていきます。

ステップ3.残したスペースを上手に使う

減らしたことで残った必要最低限の収納スペースを上手に使うためには、整理整頓がポイントです。
残った物たちをどのように配置しておくか、あらかじめ「定位置」を決めてあげることも大切です。

ここにあるべきものはこれだけ、とあらかじめ上限を決めておく。いったん定位置から溢れたら、何かを手放す・別の場所に移すなどの対処をする。買いだめを予防しておくことで、使いきれないことや詰め込みを起こさないようにしていきます。

「カテゴリー別」に削り込んでいくのも効果的です。文房具は引き出し1段だけにしたり、タオル類は浴室収納に集約することで「どこに何があるか」が明確になり、無駄なストックが減ります。

このように仕組み化することで、リバウンドせずに不要物の増加を防げます。

ステップ4.新たな収納を増やさない

収納スペースを減らした後で、「やっぱり足りない」と感じるかもしれませんが、その時こそ一歩踏みとどまってください。新たな収納を増やすのではなく、再度持ち物を見直してみましょう。
持ち物自体を減らしてみると、「必要」だと思い込んでいた物が実はそうではなかったことに気づくことがあります。

過去1年使ったか?
複数保有なら最小限に減らせるか?(例:マグカップ5個→2個)
「便利」ではなく「必要」か?
など感情に流されない判断基準が、本当に大切な物を見極めます。

最後に

収納を減らして得られる本当のメリットは、物理的なスペース以上に心の中の余裕が生まれます。
物が減ることで、掃除や片付けに追われる時間が減り、自由な時間が増えていきます。その分、大切な人と過ごしたり、自分の好きなことに時間を使ったりする余裕が生まれるでしょう。

 「収納は多ければ多いほど便利」という考え方ももちろんありますが、収納が多いと“物を増やしてしまう原因”にもなりやすいものです。収納棚や仮置きスペースをあえて減らし、家具自体を減らすことで、物を持つ基準も自然と厳選され、シンプルでラクな暮らしにつながります。

最初は「捨てるのが苦手…」「まだ使えるかも…」と思うかもしれませんが、一度始めると次第に慣れていき、本当に必要な物だけに囲まれた部屋の心地よさを実感できるはずです。ぜひ、少しずつ収納を見直してみてください。

皆さんの考えや質問もぜひお聞かせください。一緒に楽しく健康的な生活を続けていきましょう!

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