はじめに|花粉シーズンでも走りたい、そんなあなたへ
春の訪れとともに、ランナーを悩ませるのが「花粉」の存在です。目がかゆい、鼻水が止まらない、くしゃみで集中できない——そんな症状に悩みながらも、「走るのをやめたくない」と思っているランナーは少なくないはずです。
この記事では、花粉の飛散が多い時期でも外ランニングを快適に続けるための具体的な対策を紹介します。
ちょっとした工夫で、花粉シーズンも楽しく走れるようになりますよ。
1. 走る「時間帯」を選ぶだけで大きく変わる
花粉の飛散量は一日の中で変動します。一般的に飛散が多い時間帯は以下の通りです。
| 時間帯 | 飛散量 | ランニング適性 |
|---|---|---|
| 早朝(5〜8時) | 少なめ | ◎ おすすめ |
| 午前中(10〜14時) | 多い | △ 避けたい |
| 夕方(14〜18時) | 特に多い | × 要注意 |
| 夜(19時以降) | 少なめ | ○ 比較的OK |
ポイント:早朝か夜のランが花粉対策に最も効果的です。
また、雨の翌日の晴れた日や、風が強い日は飛散量が急増します。天気予報と合わせて「花粉情報」も確認する習慣をつけましょう。
2. 装備を整える|花粉対策グッズ活用術
マスク
通常のサージカルマスクよりスポーツ用の花粉対策マスクが断然おすすめです。息がしやすく、かつ花粉をしっかりブロックする設計になっています。
おすすめの特徴:
- 立体構造で口元に空間がある
- 通気性素材(メッシュ素材など)
- 耳への負担が少ないフィット感
サングラス
目への花粉侵入を防ぐために、フレームが顔に密着するタイプのスポーツサングラスを着用しましょう。UVカット機能があるものを選ぶと一石二鳥です。
帽子・フード
髪の毛や頭皮への花粉付着を減らすため、キャップやランニングフードの活用も効果的です。
ウェア素材
花粉が付きにくいのはつるつるした素材(ナイロン・ポリエステル系)です。綿素材は花粉が絡みやすいため、走る際は気をつけてください。
3. コース選びで飛散量を減らす
同じ「外ランニング」でも、コース次第で花粉の浴び量は大きく変わります。
避けたい場所:
- スギ・ヒノキ林の近く
- 公園の植え込みの中
- 風が通り抜ける河川敷(風が強い日は特に注意)
比較的おすすめな場所:
- 海沿いのコース(海風は花粉を流しやすい)
- 舗装された市街地(植物が少ない)
- アンダーパス(地下通路)が多いルート
4. 走る前の「内側からの対策」
外からの対策だけでなく、体の内側から花粉症状を抑えることも大切です。
- 抗ヒスタミン薬を服用する: 医師・薬剤師に相談のうえ、走る前に服用するのも一つの手です。眠気の少ないタイプを選びましょう。
- 点鼻薬・点眼薬: 走る前にひと差しするだけで、症状を大幅に軽減できます。
- 水分補給: 粘膜を潤すことで花粉の侵入を防ぐ効果があります。走る前のこまめな水分摂取を意識しましょう。
5. 帰宅後のケアが翌日を変える
ランニング後のアフターケアを怠ると、室内に花粉を持ち込んでしまい就寝中も症状が続きます。
帰宅後の花粉ケア手順:
- 玄関でウェアを脱ぐ — 室内への持ち込みを最小限に
- 洗顔・うがい — 顔・鼻・のどに付着した花粉を速やかに除去
- 目を洗う(洗眼液) — 目の花粉をケアする
- シャワーを浴びる — 髪や皮膚に付いた花粉を洗い流す
- 洗濯 — ウェアはすぐに洗濯機へ
まとめ|花粉に負けず、春のランを楽しもう
花粉シーズンは確かにつらいですが、適切な対策をすれば外のランニングも十分楽しめます。大切なのは「情報を知って、準備をする」ことです。
今日から一つずつ取り入れて、花粉に負けない快適ランを実現してください。
Q&A
Q1. 花粉症がひどい日でも走っていいですか?
A. 花粉指数が「非常に多い」の日や、目・鼻の症状が強い日は無理に外を走る必要はありません。そのような日はトレッドミルや室内トレーニングに切り替えるのが賢明です。症状が悪化すると翌日以降の練習にも影響します。
Q2. 花粉対策マスクをすると息が苦しくなりませんか?
A. 通常のマスクは確かに息苦しいですが、スポーツ専用の花粉対策マスクは通気性が高く設計されています。最初は短時間から慣らし、ペースを少し落として呼吸に余裕を持たせましょう。
Q3. 花粉症の薬を飲むとパフォーマンスが落ちますか?
A. 花粉症の薬の中には眠気が出やすいタイプのものもあり、走中にぼんやりしてしまうことがあります。
ですが、最近よく使われている薬は眠気が出にくいものが多く、ランニングパフォーマンスへの影響も最小限です。医師に「スポーツをする」と伝えて処方してもらいましょう。
Q4. 花粉症でなければ対策は不要ですか?
A. 花粉症でなくても、大量の花粉を長時間吸い込み続けることで突然発症するケースもあります。予防の観点からも、マスクや帰宅後のケアは取り入れる価値があります。
Q5. 雨の日は花粉が少ないと聞きましたが、走っても大丈夫ですか?
A. 雨天中は花粉が地面に落ちるため飛散量は少なくなります。ただし、雨上がりの翌晴れた日は一気に大量飛散するため、むしろ最も注意が必要な日です。
雨の翌日こそ花粉情報を確認してから走りましょう。

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